2019/05/30
きものの美 和は『ママ振袖』を応援します。
『ママ振袖』 最近よく耳にする言葉です。ここで少しこの言葉についてお話しします。まだ記憶に新しい「はれのひ」事件後、成人式への出席はレンタルの着物から自前の着物へと変化してきているようです。
このような状況の中、お母さんの振袖をお嬢様が着用し成人式に出席される方が急増中です。お母さんの思い出がたくさん詰まった振袖をお嬢様が引き継がれていく....素晴らしいことですね。
さて、本来着物はお祖母様、お母様、お子様と代々受け継いでいくものです。絹の優れたところは洗い張りをすれば元通り元気な生地に戻ることです。何度でも元気になります。それが化学繊維との大きな違いです。
飽きてしまったらすぐに捨ててしまうのではなく、リサイクルし限られた地球の資源を大切にしていきましょう。
お母さんの振袖が現代に蘇ります。
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彩色直し前(胸、袖) | 加工後(胸、袖) |
彩色直し前(身頃) | 加工後(身頃) |
彩色直し前(胸) | 加工後(胸) |
リフォームの全容
振袖には既に多くの柄が入っており、新たに柄を足すことは難しい。そこで花の縁取り及び中心の花弁を金加工する。
また、花びらと葉に色を入れて華やかさを持たせ尚且つ立体的に見せる。
なによりも苦労したのは柄を立体的にすることでした。
花の縁取りを金加工する際に線の太さを微妙に変え、遠近法を用いて、花を立体的に浮かび上がらせました。
正に伝統工芸士の腕の見せ所です。
柄に立体感もでて、尚且つ華やかさもプラスされています。それでいて、もともとの振袖のイメージはそのまま残して仕上げることが出来ました。
一世代前のお着物が現代に装いも新たに蘇った感じです。
当店スタッフに最終的なイメージをお伝えください。こちらでお客様のご要望に添うようアレンジしてご提案をさせていただきます。勿論、ご予算に応じた提案をさせていただきます。
昔のお着物をお婆さまからお母さまへ!お母さまから娘さまに着繋ぎませんか!!
お着物は一生モノです!
あなたの大切なお着物を『り・きもの』で蘇らせましょう!
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